むし歯かなと思ったら早めに受診を
むし歯が進行すると、歯を削るなど大掛かりな治療が必要になるケースがあります。さいたま市岩槻区・岩槻駅近くの歯医者、こうの歯科医院では、可能な限り歯を削らない「MI治療(ミニマルインターベンション:最小限の侵襲)」を心がけ、痛みの少ない治療を行っております。「むし歯かも」と思ったら、早めに診察を受けるようにしてください。
むし歯は早期発見・早期治療を行えば、歯を削るなどの大きな治療を回避することができ、フッ素の塗布や、ブラッシングをしっかり行うなどの簡単な処置で改善させることができます。早期に治療を行うことで治療にかかる費用や期間も少なく済み、負担を軽減することができますので、放置せず早めにご来院ください。
むし歯はなぜできてしまうのか?
歯の表面に付着しているプラーク(歯垢)には、たくさんの細菌が含まれています。その多くの細菌中に存在する「ミュータンス菌」は、食べ物の糖分やタンパク質を分解し、酸などを排出します。その酸が、エナメル質・カルシウム・リンなどの歯の成分を溶かし、むし歯になります。
このことから、食べ物・細菌・歯質の3要素に時間が加わることでむし歯が発生すると言われています。
「甘いものをよく食べるのにむし歯がない」「あまり歯磨きをしないのにむし歯がない」などの人は、お口の中に元々持っている細菌が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻す役割をする「唾液」の働きが強い方です。
むし歯治療の取り組み
できる限り削らない治療
~拡大鏡を使った治療~
拡大鏡は、治療中の患部を拡大して大きくした状態で見ることができる歯科用機器です。
お口の中はとても暗く、歯はとても小さいため、肉眼で見るだけでは歯を削りすぎてしまう可能性があります。
拡大鏡を使用することで、肉眼で見るよりも健康な部分と疾患している部分を見分けやすくなるため、健康な歯の削りすぎを防ぐことができます。
~ダイアグノデントを使用~
当院では、患者様の負担を軽減するため、むし歯の進行具合を数値化できるむし歯診断器「ダイアグノデント」を導入しています。
ダイアグノデントは、安全なレーザー光線を歯に照射し、見た目では分からないような小さなむし歯を発見します。
また、発見されたむし歯の治療が必要かどうかの判断も行います。
~3つの方法で痛くないに近づけます~
1.電動麻酔
麻酔針を刺す際の痛みを軽減するため、歯茎の表面に麻酔薬を塗り、その後電動麻酔で歯茎を麻痺させます。
2.麻酔液の温め
麻酔薬が冷たい状態で注射をすると、注入時に強い痛みを感じることがあります。
麻酔薬を体温くらいに温めることで痛みを緩和することができます。
3.極細の針を使用
注射針は細いほど痛みを和らげることができます。
当院では極細針を使用し、ソフトに注射をすることで痛みを軽減しています。
むし歯予防
むし歯治療を行ったら、その後は何もしなくて良いと考えている方がいらっしゃいますが、定期メンテナンスを行わずにいると二次カリエス(むし歯)になるリスクがあります。
そのため当院では、治療した箇所を継続的に維持してもらうために、定期的な予防メンテナンスによって歯や歯肉の状態を健康に保ち、より歯を長持ちさせるためのむし歯予防・歯周病予防がとても重要だと考えております。